ザ・ホッティ!
The Hottie!
by Brian

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《 解 説 》

 これは、以前アップした「『やらせ』なんか怖くない」と同様、「リアリティTV」を題材とした小説です。(「リアリティTV」って何?‥‥という方は「『やらせ』なんか〜」の解説をお読みください。)

 あの小説をアップした頃にはまだ珍しい題材だったのですが、最近のFictionmaniaには、この手の設定の小説が、もう専用のカテゴリーをつくってもいいのでは、と思うほどあります。
 そんな中でもこの小説は、構成がかなり面白い。(どう面白いかは、読めばすぐわかります。)
 その面白い構成を、日本語に移してみたいという興味だけで訳しました。

 同じような題材の小説を重ねて掲載するのもどうかなと思ったんですが、どうか、そのあたりをお楽しみください。

 いや、重なっているのは題材だけじゃないですね。この人の作品は、すでに3本目。
 この小説、じつは最初、作者の名前も確かめず「面白いなあ」と思って読んでいて、しばらくしたところで、あのブライアンさん作だということに気づきました。
 同じ作者が多くなるのは(ちゃんとした小説を書ける人が、Fictionmaniaにそんなに多いわけではないという事情があるにせよ)、やっぱり私の趣味に偏りがあるってことかもしれません。

 ブライアンさんの小説は、ウエルメイドなストーリー展開、歯切れよい描写、ドタバタなのに品のいいコメディセンス‥‥といったところが、私の好みに合うみたいです。もちろん、登場する女性像‥‥というか女装した主人公のキャラクターも私好み。アメリカの小説にありがちな肉感的でセクシーな女性というより、どこか少女っぽい。純情で、けなげで、でも、けっこうちゃっかりしてて‥‥ひとことで言って、かわいいんです。

 なお、文中に「 」書きの番組タイトルがひんぱんに登場しますが、これらはみんなパロディ。現実に放映されたリアリティTVとかをもじって、おバカなものにしちゃってるわけです。英語の言葉あそびですし、モトネタを知らないことにはどのみちよくわからないので、多くは意訳して、なんとなく面白味が伝わる感じにしてます。
 いや、それぞれのモトネタも、いちおう(Wikipedia米国版とかで)探し当てたんですよ。で、だいたいの番組内容もわかったんですが、いちいち注釈入れて、この小説のテンポの良さを壊すのもうっとうしいと思って。
 それらを知らなくてもじゅうぶん楽しめますから、その部分は、あんまり気にせず読み飛ばしてください。

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